Inside Story 〜VERUS開発者インタビュー

アイウェア・ブランド「VERUS(ウェルス)」

  • 星野 直史

    フレーム営業本部
    フレーム販売企画グループ
    シニアマネージャー
    星野 直史

今までにないモノづくりへの挑戦威信をかけてアイウェアづくりに取り組む開発者らの想い

星野氏

「道具としての本質的な美しさ、それを追求するのがVERUSの最大のミッションだった」と語る、フレーム開発に携わった星野。

 そもそも、日常、使う道具としてのメガネには、その役割を完全に果たすために不可欠な機能美があると思うんです。それは、本質的な美しさなのですが、それを追求することが最大のミッションだった、と言えますね。今までにないモノづくりへの挑戦--VERUSのハイカーブモデルには、その私たちの想いがうまく表現されていると思います。今回当社では、VERUSのハイカーブモデルの企画を進めるのと並行して、ハイカーブフレームに最適化した新レンズ開発も行いました。
今までになかった快適な見え心地を実現したハイカーブ専用レンズです。
その高性能レンズを生かすフレーム形状、さらにデザイン的にもかっこいいメガネフレームを目指して、開発に入ることで、機能とデザインの両立、つまり本質的な良さを形にできました。
これまでの私たちのラインナップのなかでも、独特な個性のある商品ができたと思っています。

欧米人向けの輸入製品とは一線を画す日本人のフェイスラインに最適化されたハイカーブモデル

 現在、日本の市場にある処方用ハイカーブフレームの多くが、欧米からの輸入品です。元々フェースラインに沿った独特の形状をしている上、欧米人の骨格を基準にしてますから、日本人が掛けてもしっくりこないことが多かったんです。このVERUSのハイカーブモデルは日本人が掛けて美しく映えることを想定したデザイン、そして快適な装用感を実現する新機能を搭載した日本人専用ハイカーブモデルです。どんなにカッコいいフレームも掛け心地が悪いと自然と掛けなくなってしまいますからね。ぜひ日本のユーザーさんにもカッコいいハイカーブフレームを長く快適に掛けていただきたかったんです。

カッコだけじゃない!優れた道具だけが纏っている機能美は、思わず手に取ってかけてみたくなる魅力となって結実

 機能面からいうとまだまだこだわりがあります。これまでのハイカーブフレームの構造では、深いカーブのレンズを入れても、うまくはまらないため、レンズが外れやすいという弱点がありました。
VERUSでは、この弱点を克服するために、カーブの深いレンズを入れても、外れにくい構造を採用しています。これは特許申請中の新技術なんです。
 また、モデルでいうとVR1601〜1603はテンプルに弾力のあるβチタン素材を採用することで、装着時のフィット感を高め、軽く快適な掛け心地を実現しています。
VR1604はアセテート生地のテンプルですが、バネ丁番を内蔵することで同様な快適性を具現化しています。
 実際に掛けていただけたらすぐわかると思いますよ。メガネのホールド感、ピタッと顔に収まる感じは、どのモデルも高い次元でまとまったと思っています。さらにハイカーブのフレームは顔に沿った形状の為、レンズが顔に触れてしまうことがよくあるのですが、VERUSではここでも一工夫をしています。VERUSでは特殊設計の鼻パッド足を採用しており、顔にあたらないように簡単に調整できます。これも実用新案登録済みの技術です。
 もちろん、機能優先に傾き過ぎ、デザインがおろそかになってしまったわけではありません。フロントからサイドにかけてどのモデルもそれぞれデザイン的なアクセントになるような形状を施し、流れるようなフォルムを心がけてまとめていきました。このサイトでご覧いただいた方はお気づきでしょうが、VERUSはスタンダードもハイカーブもデザインというか、その佇まいがこれまでのメガネとは一線を画していると思いませんか。
 機能とデザインが融合したVERUSのフォルムは、ムダのない本質的な美しさを纏っているんですよ。所有するだけで満足感を味わえる逸品というか、思わず手に取って掛けてみたくなる--それがVERUS最大の魅力になっていることを、ぜひ、みなさんにも感じてほしいですね。
 素材、形状、トータルデザイン、ハイカーブの度付きレンズ…メガネフレームの製造において、世界から最高レベルの技術と認められている福井県の鯖江にいらっしゃるメガネ職人のどなたに見せても、うーんと唸る程の出来映えじゃないかと満足してます(笑)。

VR1604

テンプルにアセテート生地を採用し、シンプルながらも力強い造型に仕上げたVR1604。バネ丁番を内蔵することで快適性を実現している。

それぞれ個性を秘めたハイカーブの4モデル、すべてがイチオシの、その理由(ワケ)

VR-1601 VR-1602 VR-1603 VR-1604

 特におすすめのモデルは…ないですね。というか、全部、おすすめ(笑)。チタンの一枚板から型抜きでつくったフレームのモデル(VR-1601)、サイドのデザインにアクセントを持たせたモデル(VR-1602)、ツーブリッジに特徴的なテンプルを施したモデル(VR-1603)、バネ丁番を内蔵させてアセテートで覆ったモデル(VR-1604)、どれも、思い入れがありますからね。そこからひとつだけ選ぶなんてことは、デザイン開発の責任者としては、とてもできません(笑)。鼻パッドのクリングスの形など、製造現場のスタッフらと何度も何度もかけあって、デザイン画からカタチに起こしていきましたし。すべての部分で、ただ、カッコイイだけでなく、機能的な部分を損なわずに、どう両立させるかと、関係者全員で知恵を絞っていきましたから。

ハイカーブは序章にしかすぎないこれからのVERUSの進化を期待してほしい

 VERUSは当社のハウスブランドのひとつとして立ち上げたものです。その背景には「これまでにないモノづくりへの挑戦」という強い思いがありました。それを具現化して製品化していくことは本当に大変でしたが、お陰様で、業界や市場からとても前向きな評価をいただき、今後の手応えを感じているところですね。
 さらに、これからハイカーブモデルが市場に出ますので、今まで以上のインパクトを与えるものと確信しています。それによって、もっとたくさんの方にVERUSを知っていただくきっかけになるのではないかと期待を寄せています。ではこのVERUSに今後期待することですが、「デザイン性」と「快適性」の両方を求める「こだわり派」のメガネユーザーさんに支持されるアイウェアブランドにしたい。また、その代表的なブランドに育てていきたいと思っています。したがって、5年、10年という長いスパンで、大切に熟成していきたいと考えています。そのためにはユーザー視点の企画・開発を継続していくことが大事だと考えています。

星野氏

VERUSは私たちのハウスブランドとして、5年、10年という長いスパンで丁寧に熟成していきたい。

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